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専門コラム 上司の差はここで決まる!部下がついてくるリーダーの習慣 人材育成・社員育成

「できる上司」は知識よりも習慣を大切にする

上司として部下を育成し、信頼を得ることは、多くの管理職にとって重要な課題です。

 

では、「できる上司」と「できない上司」の決定的な違いは何でしょうか?

 

実は、その差は日々の「習慣」にあります。

 

例えば、スポーツ選手が成功するためには、正しいトレーニングを継続することが必要不可欠です。同じように、上司も部下とのコミュニケーションやリーダーシップの習慣を意識し、それを継続することが求められているのです。

 

今回は、部下がついてくるリーダーになるための習慣と、その習慣を継続するための仕組みづくりについて解説します。

 

できる上司は実行し、継続できる

 

研修などで知識を得るだけでは上司として人を育成するスキルは向上しません。

 

例えば、ダイエットでは「適度な運動とバランスの取れた食事が大切」と知っていても、それを実行し続けられなければ成果は出ません。

 

リーダーシップも同様です。研修を受けて「部下との定期的な1on1が大切」と学んだとしても、それを実践しなければ何の意味もありません。

 

さらに、1度や2度の実施ではなく、継続して習慣にすることが必要です。

 

しかし、継続するのは簡単ではありません。

 

では、どのようにすれば「できる上司」の習慣を身につけられるのでしょうか?

 

部下がついてくる上司の3つの習慣

 

1. 定期的な1on1を実施する

部下との1on1を習慣化している上司は、部下からの信頼が厚くなります。

 

1on1の目的は「指導」だけではありません。部下の考えや悩みを聞くことで、モチベーションの維持や課題解決につなげることができます。

 

毎週または隔週のペースで短時間でも実施することで、部下の心理的安全性が高まり、関係性が良くなります。

 

 2. できるだけ「フィードバック」を行う

できる上司は、良い点も改善点もバランスよくフィードバックします。

 

特に、良い点を見つけて褒めることは、部下のモチベーションを高め、成長を促す効果があります。

 

逆に、できない上司はフィードバックをほとんど行わず、部下に「自分は評価されていない」と思わせてしまいます。

 

3. 標準化された仕組みを活用する

リーダーシップを発揮する上で大切なのは「個々の技量に依存しない仕組みづくり」です。

 

例えば、「1on1の進め方」をフォーマット化し、質問リストを作ることで、誰でも一定のレベルで実施できるようになります。

 

また、チーム全体の情報共有をスムーズにするために、定例会議や業務報告のフォーマットを統一することも有効です。

 

できない上司が陥りがちな3つのパターン

 1. 忙しさを理由に部下との対話を後回しにする
 「今は忙しいから後で」と考えていると、部下との関係はどんどん希薄になってしまいます。

 

2. フィードバックが一方通行になる
 部下の意見を聞かず、一方的に指示をするだけでは、部下の主体性は育ちません。

 

3. 短期間で効果が出ないと諦める
 良い習慣は短期間では定着しません。継続しないことで、組織の成長が停滞してしまいます。

 

仕組みづくりで「できる上司」になろう!

知識を得るだけで終わらせず、実行し継続するためには、「やらざるを得ない環境」を作ることが重要です。

 

例えば、
 • 1on1のスケジュールを事前に設定する
 • フィードバックを行うルールをチームで共有する
 • 上司同士で実践状況を報告し合う
 といった仕組みを取り入れることで、リーダーとしての行動が定着しやすくなります。

 

御社でも、学んだ知識を実行に移し、継続できる環境を作りませんか?

 

今日の提言
「できる上司」は知識よりも習慣を大切にする


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