メールマガジンのご登録
毎週火曜日「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」を配信
ご登録はこちら
毎週火曜日に、社員の幸福と企業の成長、繁栄を目指す経営者の方々へ、社員が自ら考え行動し成長する「人材育成」、 人が定着し、コミュニケーションが活発で活気ある「組織風土づくり」の仕組みを構築するためのヒントをお届けしてまいります。以下の登録フォームよりぜひご登録下さい。
メールマガジンご登録はこちら
お名前、メールアドレスを入力後、登録ボタンを押してください
配信サンプル
■◆■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
専門コラム
アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方
毎週火曜日配信
───────────────────────────────■◆■
おはようございます。
ココティアコンサルティングの高橋雅美です。
「アクティブメンタル®流 伸びる社員と組織の育て方」第○○話をお届けします。
ぜひ時間を作ってお読みください。
================================
第○○話:【衝撃】なぜ、あなたが「社員を大切にする」ほど、
優秀な人から辞めていくのか?
================================
「社長、少しお時間よろしいでしょうか」
この言葉を聞くたびに、心臓がドクンと跳ね上がる。そんな経験はありませんか?
特に、その声の主が、あなたが最も信頼し、将来の幹部候補として期待をかけていた「右腕」の社員だったとしたら。
「実は……、今月いっぱいで退職させていただきたいと思いまして」
頭が真っ白になる。給料も世間相場より高く出し、残業だって減らしてきた。悩みがあれば親身に聞き、食事に連れて行っては夢を語り、彼らの成長を誰よりも願ってきたはず。それなのに、なぜ?
「私が何か悪いことをしただろうか」
「あんなに目をかけてやったのに、結局は恩知らずなのか」
夜、静まり返った自宅のリビングで一人、答えの出ない問いを繰り返す社長の孤独を、私は15年間のコンサルティングの企業様からのご依頼で何度となく見聞きしてきました。
実は、30人から60人規模の組織を率いる社長が陥る、「優しさと情熱が生んでしまう恐ろしい罠」があるのです。
「静かなオフィス」に潜む絶望のサイン
あなたのオフィスを思い浮かべてみてください。
以前よりもずっと「静か」になってはいたら要注意です。
社長が指示を出せば、社員は「はい」と素直に従う。大きなトラブルは起きない。一見、平和で統制が取れているように見えます。しかし、その静寂の正体は「活気」ではなく、社員の「思考停止」です。
指示待ち人間ばかりが残るオフィス。そこでは、社員たちが心の中でこう呟いています。
「余計なことを言って、社長の機嫌を損ねるのは損だ」
「どうせ最後は社長が決めるんだから、言われたことだけやっていよう」
社長であるあなたは、彼らの自立を促そうと「もっと自由に意見を出してくれ」「主体性を持って動いてくれ」と叫びます。しかし、叫べば叫ぶほど、社員は貝のように口を閉ざす。
なぜ、あなたの想いはこれほどまでに伝わらないのでしょうか。
「思い込み」と「現実」の残酷なズレ
ここで、多くの中小企業経営者が気づいていない、「3つのズレ」を指摘させてください。
1. 「信頼して任せている」という思い込み
社長は「彼を信頼しているから、大きなプロジェクトを任せた」と言います。しかし、受け取る側の社員(特に右腕候補)はこう感じています。
「社長の『正解』をトレースすることを強要されている」
あなたが「自由にやっていい」と言う時、その裏には無意識の「俺ならこうするけどな」という正解が透けて見えています。優秀な右腕ほど、その無言の圧力を敏感に察知し、あなたの期待に応えようと必死に「あなたの影」を演じます。結果、彼は自分自身の人生を生きている感覚を失い、ある日突然、心がポキリと折れてしまうのです。
2. 「心理的安全性」があるという勘違い
「うちは風通しがいい」と胸を張る社長に限って、社員の本当の悲鳴に気づけません。
あなたが情熱的であればあるほど、社員にとって社長は「太陽」のような存在になります。近すぎると焼き尽くされ、遠すぎると凍える。社員は火傷をしないように、適切な距離を保ち、顔色を伺うプロになります。
あなたが「不満があるなら言え」と言うのは、社員からすれば「丸腰で戦場へ出ろ」と言われているのと同じです。本音が言えない組織に、主体性が育つ土壌はありません。
3. 「良かれと思って出す答え」が芽を摘む
社員が相談に来たとき、つい「それはこうすればいいんだよ」と鮮やかな解決策を提示していませんか?
社長の経験値からすれば、それは親切心でしょう。
しかし、心理学的に見れば、これは社員の「自己効力感」を破壊する行為です。「自分で考えて解決した」という成功体験を取り上げられた社員は、次第に「自分で考えるのは無駄だ」と学習し、立派な指示待ち人間へと完成されていくのです。
この「ズレ」を放置した先に待つ、組織の終焉
もし、このまま「社長一人が空回りする組織」を放置し続けたら、どうなるでしょうか。
まず、優秀な人間から順番に、音も立てずに去っていきます。
彼らは不満を爆発させたりしません。ただ、静かに転職サイトに登録し、次の居場所が決まった瞬間に、完璧な笑顔で退職願を持ってきます。彼らにとって、この会社に居続けることは「自分の魂がすり減ること」と同義だからです。
そして残されるのは、社長の顔色を伺い、指示がなければ1ミリも動かない「ぶら下がり社員」だけです。
そして、組織の規模が大きくなるにつれ、社長の負担は指数関数的に増えていきます。
「結局、俺が動くしかないのか」
そう言って、社長が深夜まで一人で実務をこなし、疲弊していく。社長のエネルギーが切れたとき、あるいは社長に万が一のことがあったとき、その組織を支える柱はどこにも残っていません。
社員を大切にしたい、会社を良くしたいというあなたの純粋な善意が、皮肉にも「誰も幸せにならない共依存組織」を作り上げてしまう。これが、経営における最大の悲劇です。
伸びる会社の社員と組織は、どう育つのか
では、一体どうすればいいのか。
解決の鍵は、制度の導入でも、給料のアップでもありません。
大切なのは、社長であるあなた自身の「心のあり方」と「コミュニケーションの構造」をアップデートすることです。
社員が「自分の意志でここにいる」と実感できる環境。
失敗を恐れずに「私はこう思います」と言える心理的安全性。
そして、社長が「答えを教える人」から「問いを投げかける人」へと進化すること。
これこそが、私が提唱する「アクティブメンタル®流」の組織開発です。
15年間、数多くの泥沼化した組織を見てきたからこそ断言できます。
組織は、社長の「心の余裕」のサイズ以上に大きくなることはありません。逆に言えば、あなたがほんの少し視点を変えるだけで、今の社員たちは驚くほど自律的に動き出し、右腕はあなたの「補佐」ではなく、共に未来を創る「パートナー」へと変貌します。
次回のメルマガでは、具体的に「右腕の離職を食い止め、自走する組織に変えるための第一歩」についてお伝えします。
あなたのその情熱が、正しく社員に伝わり、最高のチームへと実を結ぶ日は必ず来ます。共に、新しい組織の形を創っていきましょう。
メールマガジン解除はこちら
メールアドレスを入力し、解除ボタンを押してください

