専門コラム 1on1が上手くいかない理由。改善点はどこ?まずは何をする?
・1on1が上手くいかない
・成果が出ない
・やっても意味がない・・・
1on1に取り組んだ中小企業の経営者の方からよく聞く話です。
そもそも1on1を取り入れたきっかけを伺うと、「今、流行っているから」と答える方もいらっしゃいます。
「若い人の悩みを聴くことができないと、すぐに辞められて困る」と深刻なお悩みを持っていらっしゃるので、とにかく、良さそうを感じたことは、積極的にやってみようとされているのだとか。
そのため、とりあえず、見よう見まねでやってみようということなのですが、なかなかうまく行かない。
そして、十分な工夫や検証もないまま、「やっても意味がない」、「成果がでない」と考え、継続する意思も弱くなっているようです。
せっかく取り入れたのに、続かないとは勿体ない。
ただ、1on1を最初から上手くやろうとすると、なかなか難しいのではないかと思います。
また、すぐに成果が出るものでもありません。
慣れる前に自己流でやるのも、お勧めしません。
では、1on1を続けていくため、成果を出すためにはどうすべきなのか。
なぜやるのかを明確に
まずは、1on1をする目的をはっきりさせることです。流行りだから取り入れるのではなく、自社にとってどんな価値があるのかを明確にしてから始めると良いでしょう。
自社で1on1をする目的はなんでしょうか。
例えば
・社内のコミュニケーションを良くする
・管理職に傾聴能力を付けてもらう
・若手の離職を防ぐ
・若手社員の一人ひとりの能力にあった育成をする
・自ら考え行動できる社員を増やしていく
など言語化できていますか。
そしてそれらを社員と共有できているでしょうか。目的を持たずに、スタイルだけをまねて実践していっても上手くはいかないでしょう。
また、成果については中長期的な視点で考えることです。最初からうまく行くと気合を入れるのではなく、だんだんとやりながら、修正したり工夫をすることで自社にあったやり方や、無理のないやり方を見つけていくという考え方が重要です。
上手くいかないと感じるならば、それらを経営陣や管理職のレベルで共有し、「何が問題なのか」を明らかにしていく必要があります。社内のディスカッションを通じて、軌道修正していくのです。
さらに、慣れるまでは、すぐに自己流で行わないこと。
自己流でやってしまうと、どこがうまく行っているのか、どんな理由でうまく行っていないのかがわかりにくいからです。
1on1に関しては、今、様々な書籍が出ていますし、セミナーも開催されています。研修やコンサルタントに依頼してもよいでしょう。
1on1について、じっくり学びながら、時間をかけながら、継続していくことが求められています。
中小企業の社長のための はじめての1on1
心理カウンセラーが教える「1on1」で優秀な社員を育てる方法
では、具体的な進め方や、社長としての考え方についても触れています。
読者限定の特典として、1on1に関する相談も提供しております。
ご興味ご関心のある方はまず書籍の購入を検討してみてください。
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読者の方には特典もついてきます。特典は以下のとおり。
・声かけOK集・NG集
・1on1 面談シート
・「聴く力」を伸ばすヒント
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1on1が上手くいかない・・と感じているのならば、辞めるのではなく、続ける方法を考えてみましょう。ぜひ電子書籍を手にとってみてください。