専門コラム やる気が見えない若手社員の対処法。どう育成するべきか
30代の社員のやる気が感じられない・・・
もっとスキルアップをして欲しいのだが、勉強をしている様子もないし、これからのキャリアをどう考えているのだろうか。とお悩みでないでしょうか。
20代と違って30代ともなれば、仕事上ではこれまで以上に中心となり、時には若手を引っ張って活躍して欲しいと思いますよね。
ところが、仕事に慣れたのは良いけれど、その後、より上を目指そうとか、新しい知識を取得しようという気持ちが全く伝わってこないとなれば、経営者としては腹も立つことでしょう。
まだまだ伸びしろがあると思っているし、頑張って欲しいからの苛立ちとも言えますね。
ただ、このご時世、イライラした口調で相手に発破をかけると、パワハラと言われ、価値観の押し付けと言われ、挙句の果てには「もう、辞めます」と言われることさえあります。
期待していることを伝えたい
だからこそ、もうひと踏ん張り頑張って欲しい
と思っているのであれば、1on1を実践することをお勧めします。
1on1とは「定期的に上司と部下との間で行う1対1の対話」と定義しています。
若い世代の仕事観が大きく変化している中、育成法として大変注目されています。
ワンオンワンと読みます。
1on1は、議論でもなく報告でもありません。
なんらかのテーマに対して、互いに考え方を理解したり、意見を言い合ったりするやりとり
をします。双方に意見に違いがあれば、すりあわせを行います。
1on1は、部下のための時間とも言われており、上司への報連相や業務確認のためのミーティングではありません。
1on1をすることにより、部下とのコミュニケーションの頻度と量が増えます。
それにより、相手をより理解することが出来るようになります。
つまりは、なぜやる気がないように見えるのか、何を考えているのかを少しでも理解できるようになるということです。
また、度重なるやりとりを通じて、部下との信頼関係が構築できます。
一方的に指示命令をする場ではないため、業務上の悩みや今後のキャリアについて、共に考え、部下の気づきを促進し、行動に移す支援をします。
1on1については、具体的なやり方、内容、メリットなど、お伝えしたいことが山ほどあるのですが、1回のメルマガでは到底お伝えすることは出来ません。
なので、今回、電子書籍を出版しました。
1on1は聞いたことがない
知ってはいるが、うまく行っていないという経営者に向けて書きました。
中小企業の社長のための はじめての1on1
心理カウンセラーが教える「1on1」で優秀な社員を育てる方法
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令和時代だからこそ、人材不足が深刻だからこそ、1on1で、優秀な人材を育て、社内で力を発揮してもらえるよう、育てていきましょう。
今日の提言
1on1ミーティングを実施し優秀な社員に頑張りを期待していることを伝えよう