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専門コラム 仕事を通じて成長したい若手社員の期待に応えていますか 人材育成・社員育成

仕事を通じて成長したい若手社員の心を動かし育てるマネジメントをしよう

最近の若手社員の中には、志が高く、仕事を通じて成長したいと考えている人もいます。

 

彼らは「どんな会社で働くか」よりも「どれだけ自分が成長できる仕事か」という思考で働いています。

 

そのため、「やりたい仕事」、「憧れる仕事」に興味関心が行きがちなのですが、目の前にある仕事に対して向き合い、能力を発揮してもらうためには、どんな関わりが必要なのでしょうか。

 

優秀な部下であればなおさら、しっかりと実績や経験を積んで成長してもらいたいものです。

 

<小さなゴールで達成感を味わう>
  

 お勧めは、小さなゴールを設定することで達成感を持ってもらうこと。

 

例えば、1年後の新規顧客獲得にあたり、今後3ヶ月で出来ることを洗い出します。そして具体的な行動に落とし込み、それを小さなゴールにするのです。

 

そして、達成したら十分に認めほめることです。小さなゴールの設定と達成を繰り返してもらい、1つ1つはしごを上がっていくように大きなゴールを達成してもらうのです。

 

これを「ラダー(はしご)効果」と言います。

 

彼らも「今回も達成できた」という自信や自己効力感が積み重なり、モチベーションが上がっていきます。

 

<自分で決めてもらう機会を与える>
  

また、「上司からやらされている」という感じを抱かさないためには、複数の選択肢の中から選ばせるという方法が有効です。

 

若手社員には、自分の選択に責任を持ってもらうのです。これを「オプション効果」と言います。

 

自ら選んだ方法ですので、「上司からやらされている仕事」という意識が薄れ、やりがいを持って仕事に取り組んでもらうことが可能になります。

 

もちろん、リーダーとして彼らの選択が上手くいくようフォローやサポートを行うことを忘れてはいけません。

 

全ての社員が高い成長意欲を持っているとは限りませんが、仕事を通じて出来ないことを出来るようになりたい、力をつけたい、様々な経験をしてみたい・・・と願う優秀な社員は一定数、存在します。

 

彼らの意欲を削ぎ、未来への期待を奪うようなマナジメント方法では会社に定着しないでしょう。

 

いまや、会社のネームバリューではなく、仕事の内容、そして人間関係に興味や意欲を感じる若手もいるのです。

 

彼らの足をひっぱっているのは、古い価値観で、古いリーダーシップをかざし、古いマネジメントを継続している管理職なのかもしれません。

 

若手社員の心を動かし、育てる。
そんな「心の育てるマネジメント」が求められているのです。

今日の提言
仕事を通じて成長したい若手社員の心を動かし育てるマネジメントをしよう

 


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