今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 人材育成に欠かせない 目の前の「現実」を直視する重要性 人材育成・社員育成

自社の人材にお悩みなら。解決策は目の前の「人」が持っている

142話: 人材育成に欠かせない 目の前の「現実」を直視する重要性

イキイキ働く社員が育つ人材育成、働きがいのある職場環境や活気ある組織風土づくりを専門に行っている当社には、自ら自社の組織風土改革に熱心な社長や経営陣から様々な相談をお受けしております。

 

特にオーナー企業の社長で人材育成に積極的な方は、よく勉強されています。それは何もセミナーに参加したり、本を読んだり、他の経営者との交流や情報交換をする中での勉強ではありません。自らの社員とのコミュニケーションを図る中で、勉強されているのです。

 

少し話が脱線しますが、少々、お付き合いください。今年に入り、母校の上智大学で非常勤講師として講義をする機会がありました。内容は、「ストレスマネジメントからみたリーダーシップ」ということで、これからリーダーとなるべき人材に知ってもらいたい、ストレスマネジメントやリーダーシップに必要な力について講義を行いました。

 

ですが、これらは、これまでにも企業研修などでお伝えしている内容を、学生さん向けにアレンジしたものでもあり、ロールプレイやディスカッション後の感想などは、おおよそ「このような反応が返ってくるのだろうな」と考えていました。

 

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    先入観で物ごとを正しく見ることが出来ない
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さて、講義の当日、学生さんたちの講義を聞く態度に驚きました。多くの学生がパソコンやスマホを持参していたようで、パソコンの画面に見入っている学生もおり、果たして講師の話を聞いているのかどうかわからないと正直感じました。が、これは後で「思い違い」だということがわかります。

 

実際に、マイクを回して感想を聞いてみると、素直な感想が返ってきました。きちんと話を聞いていたんだなと、こちらの先入観を恥じる結果となりました。

 

また、ロールプレイも大いに盛り上がり、最後に感想を聞いてみると、これまた自らの体験や感じたこと、考えたことを素直に誠実に話してくれ、中には、これまでどの企業研修などでも聞いたことのなかった「感想」を話してくれた学生もおりました。

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    違いを受け入れ目の前の「現実」を理解しようとする
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つまり、自分たちが学生だった時代と比べ、「今どきの学生は」と語るのは意味がないということなのです。そのような先入観で相手を見ると、そこには自分の経験や価値観と違う「現実」があり、その「現実」をきちんと見もしないで、勝手に「評価」してしまうことがあると言いたいのです。

 

企業においても、「今どきの若者は」「最近の女性は」「今年の新入社員ときたら」と、様々な感情を抱くことがあるでしょう。その感情を否定する必要はありませんが、その感情は、自分たちが生きてきた時代との「違い」から生じるものなのです。

 

その「違い」をいったん受け入れればよいのです。その後、相手の言い分を聞いたり、考え方や価値観について質問したり、相手を理解しようとする中で関係構築をしていくべきなのです。そのような目の前の「現実」から目を反らさず、むしろ「違い」を面白いと感じつつ、先入観を取り払って向き合うべきなのです。

 

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   外に答えを求めてもムダ。答えは自社内にある
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コラムの冒頭で、人材育成に熱心な社長はよく勉強していると書きました。目の前にいる自社の人材について勉強しているのです。勉強というより、理解しようと努力しているという表現が正しいかもしれません。そして、先入観を取り払い、自らが常に新しい価値観を受け取る柔軟性を持っています。

 

我が社の人材をなんとかしたい・・と本気で考えるのならば、答えは外にはありません。自社にあるのです。まずは目の前の「人」と向き合うべきなのです。

 

そうはいっても、新しい価値観にアップデートする際、社長自身はもちろん、社内でも混乱を招く可能性が大きいものです。弊社では、心理学の知見を活かし、相手をより理解するコミュニケーションや、新しい価値観に根付いた組織風土づくりのサポートをいたします。

 

開催予定のセミナーがあります。
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今週の提言
 自社の人材にお悩みなら。解決策は目の前の「人」が持っている

 

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