今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 社長が知っておくべき 職場ハラスメントの企業リスク ストレス対策・ハラスメント対策

ハラスメント対策は、社員そして会社を守るために行うべき124話: 社長が知っておくべき 職場ハラスメントの企業リスク

イキイキ働く社員が育つ人材育成、働きがいのある職場環境や活気ある組織風土づくりを専門に行っている当社には、社長自ら、人材育成や働きがい職場環境づくりに熱心な企業の社長さんからも様々な相談をお受けしております。

 

さて、このコラムでもたびたびお伝えしているのが「職場のハラスメント」対策の重要性です。メンタルヘルス対策については、ストレスチェック義務化に伴い、多くの企業が、予防や対策に何等かの施策を行っています。

 

が、ハラスメントに関しては、まだまだ企業間の意識の差や実施策の差が大きいことを実感しています。それはまさに、経営者の意識の差でもあります。

 

その理由は様々ですが、そもそも「うちの会社にはハラスメントがあるはずがない」と根拠なき自信を持っている社長、あるいは業績向上や事業拡大など経営を重視するあまりハラスメント対策まで手がまわらない社長、そしてハラスメントがあることを知っていながらも、予防や改善がいかに重要かを理解していない社長・・・・と様々です。

 

「#Me Too」運動や、スポーツ界における指導という名のもとに起きたパワーハラスメントなどの情報に、メディアを通じて、簡単に、しかも頻繁にアクセスできるようになり、これまで声をあげられず泣き寝入りしていた被害者も声をあげるようになってきました。

 

また、ダイバーシティが叫ばれる今、日本企業においても、障碍を持った方、外国人の方、またLGBTの方など様々なバックグランドや価値観を持った方々と共に働くということが、今後はますます当たり前になり、これまで以上に、違いを「認める、受け入れる」言動が求められていくのです。

 

今こそ、これらの時代背景、時代の変化を敏感に感じ取り、適切なハラスメント対策を行うべきです。特に、経営者たるもの、ハラスメントを放置した場合のリスクについてしっかりと理解しておく必要があるのです。

 

職場ハラスメントが引き起こすリスクとは
・人間関係の悪化により、重大なミスに発展する恐れがある
・社員のメンタルヘルスや士気に大きく影響し、生産性が下がる
・人材損失だけではなく、企業のイメージダウンにもなる

 

人間関係の悪化により、重大なミスに発展する恐れがある
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まず、ハラスメントが起きた職場、加害者と被害者の人間関係は間違いなく悪化します。ですが、両者間だけにとどまらず、職場全体にギクシャクした感じが蔓延することもあります。

 

特に、ハラスメントの場合は、被害者が加害者に対して恐れや怒りを感じていることがあり、必要な情報ですら冷静に受け取れない場合があるのです。

 

そのような場合、業務上、必要なコミュニケーションがなされなかった、または十分でなかったという理由で、重大なミスにつながる恐れがあります。ハラスメントから発した人間関係の悪化が大きなミスや事故などを引き起こす可能性があることを、経営者なら知っておかなければなりません。

社員のメンタルヘルスや士気に大きく影響し、生産性が下がる
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職場のハラスメント事案は、決して、加害者と被害者間の問題ではありません。組織全体に影響を及ぼします。

 

ですが、すぐにどちらかを異動させるということも出来ない場合もあり、すっきりと解決しないことの方が多いかもしれません。

 

つまり、不信感や緊張感を抱えたまま業務を続けなければならないため、被行為者だけではなくまわりの社員のメンタルダウンやモチベーション低下を引き起こしてしまうのです。

 

直接、ハラスメント被害者ではなくとも、しだいにメンタルヘルスやモチベーションが低下していくリスクをはらんでいるのです。

 

人材損失だけではなく、企業のイメージダウンにもなる
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職場のハラスメント事案は、これまでは、あまり社外に情報が出ることは少なかったと言えるでしょう。しかし、今では、会社が誠意ある対応を怠ったばかりに、当事者がSNSなどでつぶやくなど、あっという間に社外に流出してしまいます。

 

マスコミに取り上げられた場合などは、ハラスメントを放置した、適切な対処をしなかった企業として認知され、企業のイメージダウンにもなります。そうなると、採用にも影響が出ることになるでしょう。

 

ハラスメントに対する正しい対策は、企業を守るため、社員を守るためにも必要なのです。ハラスメント予防のための知識研修も大変重要です。ハラスメント対策を放置せず、早急にしかるべき対応を取るべきなのです。

 

開催予定のセミナーがあります。
2019年10月18日(金)
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今週の提言
ハラスメント対策は、社員そして会社を守るために行うべき

 

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