今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 優秀な社員をメンタルダウンから救う、正しい知識と対応 ストレス対策・ハラスメント対策

社長が思い込みや囚われを捨てるとメンタル予防はうまく行く

第113話: 優秀な社員をメンタルダウンから救う、正しい知識と対応

 

イキイキ働く社員が育つ人材育成、働きがいのある職場環境や活気ある組織風土づくりを専門に行っている当社には、社長自ら人材育成に熱心な企業の社長さんからも様々な相談をお受けしております。

 

その中には、次世代の幹部候補としても期待していた中間管理職のメンタルダウンに驚きと戸惑いを隠せないという相談もあります。社長自ら目をかけ、時間をかけて育ててきた優秀な社員。順調にキャリアを重ね、プライベートでも第一子が誕生するなど、幸せと充実感の真っただ中におり、これからますます期待できると確信していた矢先でした。

 

メンタルダウンは、本人が辛いのはもちろんですが、会社にとっても大きな損失になります。中小規模の企業であれば、たった一人であっても、メンタルダウンで職場を離れると残された社員に多大な負荷がかかることになり、部署全体が疲弊していってしまうという悪循環にもなりかねません。

 

一人のメンタルダウンも出さない、徹底的に予防するという社長の強い意志と覚悟を持って取り組むべき重要経営課題なのです。ですが、今なお、メンタルヘルスに関する正しい基礎知識を持っている経営者の数は多くありません。それどころか、いまだに間違った知識や思い込みを持ち、自己流で対応しようとする方さえいます。間違った対応は傷口を大きくさせ、会社は大きな痛手を負うことになります。

 

人材育成に熱心な社長であれば、必ず押さえておきたいストレスやメンタル不調についての基礎知識をお伝えします。

 

良いこともストレスの原因になるという事実
 評価や報酬ではなく、サポート資源を提供する意味
 性格や考え方、感情処理、コミュニケーションが原因の可能性

 

良いこともストレスの原因になるという事実
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仕事で適切に評価され昇進、昇格をする、プライベートでも待望の第一子が誕生するなど、誰から見ても順調で、ストレスや悩みなど持っているはずもないと思っていませんか。

 

ストレスの原因というと、何かネガティブな出来ごとに違いないと思いがちですが、実はそうではありません。昇進、昇格はもちろん、プライベートでも結婚、マイホーム購入による引っ越し、子どもの誕生など、イベントはストレスの原因となります。

 

これまでの生活に慣れ親しみ、安定していたのであればなおさら、良いこともそうでないことも、何か「変化」を伴うのであれば、それはストレスとなり得るのです。

 

評価や報酬ではなく、サポート資源を提供する意味
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優秀な社員だからこそ、適切に評価し、十分な報酬で報いたい、実際にそうやって引き立ててきたのに、何故だ・・・という気持ちがくすぶっているかもしれません。

 

評価や報酬というのは、「外的動機づけ」と言われるもので重要なのですが、実際には、この「外的動機づけ」だけでは足りないのです。特に、今回のようにたくさんのストレス要因が重なった場合、必要かつ重要なのは、サポート資源なのです。

 

つまり、この社員が業務上、キャリア上、そして可能であればプライベートの悩みや困りごとを相談できる相手や機会を提供するべきなのです。特に、抜擢された後の社員は、前向きな気持ちでひたすら頑張ろうとしますが、一人で頑張るのではなく、具体的なアドバイスをしたり、「自分の時もそうだった」と耳を傾けてくれるようなサポーターが大変重要な役目をします。

性格や考え方、感情処理、コミュニケーションが原因の可能性
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大変真面目で一所懸命。これまでの成功体験があり、苦手なことなど弱みを見せるのは負けだと思っている。人に頼るのが苦手で何でも自分で処理しようとする。余裕がなくなると、部下を激励する意味で、強く激しい言葉づかいをすることもある・・・・

 

このような性格やコミュニケーション傾向は、ビジネスの場では、わりとポジティブに捉えられがちです。ですが、今、多くの人と関わり、複雑な業務をこなさなければならない職場において、本人のこのような性格傾向はマイナスになることも多々あるのです。

 

自分の一方的な価値観を押し付け、何もかも自分で抱えてしまう。人とうまく関わることができずに、追い詰められると感情処理が上手く出来ないと自覚していれば良いのですが、無意識の言動である場合もあります。

 

だからといって、他者がそれを指摘しようとするものなら、ますます頑なに自分のやり方と通そうとするでしょう。

 

仕事上の優秀さだけでは、部下はついてきません。本人の意思が必要とはなりますが、メンタルヘルス対策、復職支援などに詳しく、実績を持つカウンセラーやコンサルタントがじっくりと関わることで、自らの弱みに気づき言動を変えていくことも可能なのです。

 

まとめ
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これらの3つのことを忘れず、人材登用や育成に活かしてください。メンタルヘルスの予防対策にも取り入れてください。正しい知識を対応が、優秀な人材の将来を、明るく、確かなものにするのです。

 

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今週の提言
 社長が思い込みや囚われを捨てるとメンタル予防はうまく行く

 

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