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専門コラム チームがバラバラで活気のない職場に陥っていませんか 社内コミュニケーション活性化

活気あるチームづくりのために、「テーマ」をつくり定期的に「会合」を行う。頻繁なコミュニケーションの実践から始めよう。

「小規模ながら、うちは役割分担がはっきりしている社員が多いので、隣の人がなんの業務をやっているのかあまりわからないのです。」

「チームとして、組織としてこれで良いのかと感じる時があります。仕事が個人の力量に任されているため、仕事は進むのですが、職場に活気もありません。」

あるアパレルメーカーのお悩みです。

無駄がなく、働きやすい職場にも見えますが、社員同士の情報交換や共有が少なく、助け合いもありません。

もちろん、チームとしての強みはほとんど発揮されていないと言えるでしょう。こんな時こそ、コミュニケーションを増やすことが重要なのです。

孤独や不安を助長させるチーム
この会社の社員の視点で考えてみると「仕事の線引きがはっきりしている」「やるべきことが明確である」「自分1人のペースで仕事が出来る」などの利点があります。

ただし、これは仕事が順調な時であり、一旦、困まりごとや、不安要素が重なった場合は、「孤独」や「不安」を感じることが多くなります。

これまでとは違った、変則の内容や、臨機応変に対応しなければならない時なども、チームが機能していないため、より良いアイディアや解決法が出にくいとも言えます。

また、心理の専門家という視点でこの会社組織を見ると、社員は「ある程度、自分の裁量で
仕事を進めることが出来る」という点ではストレスを感じることは少ないですが、まわりとのつながりを感じることが少ないため、「孤立」や「不安」を感じやすいわけです。

達成感を感じられない・・・
また、職場に活気がないため、心理的な満足感や、達成感を感じることも少ないと推測できます。

2020年からの約3年に渡り私たちが経験したコロナ禍のような、大きな「変化」や「不安」の時期が、いつまたやってくるかわかりません。

そんな時、チーム力が欠けている組織は、社員のメンタルへの適切な対応や、社会から求められるイレギュラー対応に迅速に対応することが困難となるでしょう。

目的をもったコミュニケーション
チーム内でのコミュニケーションを増やすことは重要なのですが、会社が「コミュンケーションを活性化しよう」とやったところでほとんど効果はありません。

なぜなら、普段の仕事は、個人で完結しているわけですから、チーム内のコミュニケーションは無駄な時間と認識されているからです。

そうならないためには、チーム内でコミュニケーションを取る時間や機会をつくり、何故行うのかという目的をはっきりする必要があります。

毎回、なんとなく集まりなんとなく会議を行っても意味はありません。

社員の中に「やらされ感」だけがうまれ、そもそも続かないでしょう。

まずは、「チームの仲間について知る」、「チームでうまく行っていることを共有する」、「チームの仲間にポジティブな声かけを行う」。

そのような「テーマ」をつくり定期的に「会合」を行うことをお勧めします。

当社が提案している「アクティブメンタル組織づくり」では、社内に仲間との「横の関係」において良好な人間関係を構築する仕組みを導入することをお伝えしています。

これは、「仲間の心を元気にするギフト交換」の仕組みであり、仲間への信頼や称賛、
感謝のやりとりを見える化、共有する仕組みです。

この仕組みにより、社員一人ひとりの自己効力感を育む効果も期待できるのです。

チーム力とチームメンバーの自己効力感を育む仕組みに興味はありませんか。

今日の提言
活気あるチームづくりのために、「テーマ」をつくり定期的に「会合」を行う。頻繁なコミュニケーションの実践から始めよう。


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