専門コラム ギスギスしたチームに真っ先に必要なリーダーの心構えとは
うちの会社は、個々人のレベルは高いのですが、チームとしては、互いに減点主義なんですよね。チームメンバーをフォローすることが少なく、雰囲気としてはギスギスした感じなのです。」
「よく言えば、競争心もあり、緊張感高く仕事に向き合ってくれてはいるのですが。」
「とにかく失敗に寛容ではないのですよね。チームメンバーの誰かが失敗すると、そのメンバーを責めてしまうのです。
普段完璧な人ほど、相手のミスを認められないと言いますよね。」
こんな相談をお受けすることがあります。
個々人のレベルは高い・・・知識やスキルをしっかり持ち、完璧を目指して仕事に取り組んでいる。
これだけを聞くと、なんとも羨ましい気もしますが、「失敗」には弱いようですね。
今回は、ギスギスしたチームを変えるには、何をすべきかという視点でお伝えします。
今回は、リーダーがすぐにでも職場で実践出来る方法を1つご紹介します。
ギスギスしたチームは、「失敗」を受け入れられず、「失敗」から学ぶことも出来ません。
いくら個々人として成果を挙げていても、チーム力がまるっきり発揮できていないのです。
つまり長期的に考えると、個々人だけが力を発揮しているチームは、チーム全員が力を発揮できるよう協力しあい、助け合うチームに比べて脆いのです。
失敗しないように常に緊張していれば、逆に失敗をする機会も増えてしまいます。
心理的に安心、安全を感じつつ、自らの能力を発揮することが重要なのです。
さて、ギスギスしたチームを前にリーダーとしてまず出来ることを1つお伝えします。
それは、リーダー自らがメンバー間のコミュニケーションを良くするために、
率先して自己開示をすることです。
ギスギスしたチームの場合は、リーダー自ら「失敗」について自己開示するということも時には必要でしょう。
失敗 イコール タブーであるという意識を変える必要があるからです。
ですが、これだけを行っていれば、チーム間のコミュニケーションが良くなるわけではありません。
リーダーへの信頼関係、チームメンバーへの信頼関係の構築が必要です。
そのためには、相手を「承認する」「勇気づける」などの心理的報酬を積極的に活用することも重要なのです。
ギスギスしたチームを、信頼関係で結ばれたチームにするにはどうしたらよいのか。それには、やり方があります。
やり方にもステップがあります。残念ながら、やり方やステップを間違えると、上手く行きません。
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