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専門コラム オンラインコミュニケーションに欠かせない3つの重要ポイント 社内コミュニケーション活性化

オンラインコミュニケーションを実験・チャレンジの場にする

191話: オンラインコミュニケーションに欠かせない3つの重要ポイント

 

コロナ渦により、急遽テレワークやWeb会議、オンラインでの商談などが導入された2020年。非常事態・緊急事態における働き方、仕事の進め方の1つの「選択肢」となりました。

 

今年は、このような働き方が、「一時的なもの」から、ひとつの働くスタイルとして確立される移行期ではないでしょうか。

 

ということは、昨年より課題とされているオンライン上のコミュニケーションの難しさ、いよいよ本格的に取り組まなければ、社員のオンライン疲れや、やる気ダウンを引き起こし、気づいた時には手遅れということになります。

 

オンライン上のコミュニケーションの難しさや課題、そしてオンラインだからこその利点を生かした新・社内コミュニケーションの在り方についてお伝えしていきます。

 

オンラインでやりとりできる情報量が少ない

まず、1つ目の課題はオンラインでやりとりできる情報量が極端に少ないということです。いやいや、オンラインだからこそ、メールやチャットを駆使した情報交換やデータのやりとりなどが簡単なのではないかと思われた方もいらっしゃるでしょう。

 

ここで言及している「情報量」とは、文字情報だけではありません。実際に会って感じる雰囲気やしぐさ、顔色など様々な情報を含みます。それらの情報がオンライン上では限定されているということを忘れてはならないのです。

 

だからこそ、それらの不足している情報は、定期的に聞き取りをしなければなりません。相手から引き出さなければならないのです。これらのオンライン上のコミュニケーションは、経営陣はもちろん管理職以上ならば常に頭に入れておくべきなのです。

 

ゆるさと熱さのバランス

オンラインではどうしてもリアクションが少なくなります。画面上では上半身しか基本映らないため、笑顔やうなずきなどはオーバーに行うくらいでちょうど良いのです。

 

また、業務上のやりとりも進捗状況の確認など限定的になりがちです。淡々と事務的にであっても正確であれば良いと考える社長は、このオンライン上のやりとりの本当の怖さに気づいていない方です。

 

確かにやるべきことを最小限にやっているので問題ないかもしれませんが、このような淡々とした情報のやりとりだけが続けば、社員の心はしぼんでいってしまいます。頑張ろうという気持ちも萎えていってしまうのです。

 

そんな時は、あえて「感情を揺さぶるコミュニケーション」を意識して行ってください。互いが熱く語り合う、考えるためのコミュニケーションです。

 

とはいえ、たまにはオンラインランチや雑談をするなど、「ゆるくつながる」ことも重要です。

 

とことん考えさせる機会に

一方で、オンラインであえて、「とことん何かを考えてもらう機会」をつくるというのも重要です。日々の業務に忙殺し、これまで深く考える時間がなかった「社員自身の3~5年の中期キャリア」や、社内「プロジェクト」や「会社の制度や仕組み」もあるでしょう。

 

働き方が変わったことをきっかけに、社員が自ら成長できるような仕組みをつくり導入するのです。テレワークの時間の一部を自分と向き合う時間というメリットに変えるということです。

 

業務連絡や報告だけではなく、新しいコミュニケーションの在り方がみつかるはずです。

 

今週の提言
 オンラインコミュニケーションを実験・チャレンジの場にする


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