今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 リーダーシップを発揮している社長が絶対にしないこと 社内コミュニケーション活性化

昔流、自分流へのこだわりが社員も会社もダメにする

131話: リーダーシップを発揮している社長が絶対にしないこと

イキイキ働く社員が育つ人材育成、働きがいのある職場環境や活気ある組織風土づくりを専門に行っている当社には、社長自ら人材育成に熱心な企業の社長さんからも様々な相談をお受けしております。

 

以前、弊社のセミナーに参加された企業の社長さんは、創業者でもあり、大変なバイタリティがある方でした。態度も堂々としていらっしゃり、言動にも自信が満ち溢れています。社内でもリーダーシップを発揮され、業績も良く、若手の離職率も下がってきているのだとか。

 

一方で、同じリーダーシップの発揮であっても、部下に対しては、表情が厳しくなり、厳しい言葉で叱咤激励する社長もいます。創業者としてプライドもあり、これまでご自身が事業の安定、そして拡大のためにやってきたことを同様の頑張りを、部下、特に幹部にも同じように求めているのです。部下の方も日々、社長の顔色をうかがうようになっています。

 

話は少し反れますが、今、ハラスメントへの企業の取り組みが義務化されようとしています。以前、厳しい叱咤激励の中で頑張ってきたある年代以上の社員の中には、「自分たちの時代はそんなことは当たり前だった。」とばかり、自分たちの受けてきた指導や教育を正当化し、ハラスメント言動をしながらも、「これはハラスメントではない。愛情のある指導なのだ。」などと平気で言う人もいるから驚きです。

 

ましてや、社長という立場の人間が、このような考えで、「自分は昔流のやり方でいく。」とばかり、指導には愛のムチが必要なのだなどと考えているのであれば、おそらくこの会社の将来は明るくはないでしょう。

 

社長は自ら「自己認知力」を持たなければなりません。今、時代に求められていることは何か、社員を育成するのに必要なことは何か。たとえそれが自分のこれまでの経験にはなかったとしても、それを認め、新しい方法を受け入れる柔軟さと勇気があるのか。それが求められているのです。

 

適切なフィードバックを適切に行う
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自己認知力に優れ、今、社長として自身がどんな言動や振る舞いをして会社組織をつくっていくべきなのか、そのことに長けている社長は、部下に対して、適切なフィードバックを適切に行っています。

 

フィードバック。これも言い様です。否定、叱咤ではなく、フィードバック。建設的な指摘・指南のことです。

 

その際に社長というパワーを使わない、相手を全否定して恥をかかせないことです。自分の意見を相手が信用して受け入れるよう仕向ける必要があります。

 

まさに「人をうまく動かすリーダー」ではなく、「人が動ける環境、状況をつくり出すリーダー」です。

 

光を当て、チャレンジさせる
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また、リーダーシップを発揮し、社員を成長させる社長は、普段から成績がよく会社から表彰されるような常に光があたっている社員だけではなく、そうでない社員に対しても、チャンスを与えようとします。

 

チャレンジと言ってもよいかもしれません。「彼は、彼女は○○だ、もう伸びない」と決めつけません。そのような決めつけは、自分の思い込みに過ぎないと理解しています。そのため、伸びないと諦めるのではなく、伸びるためのチャレンジを上手に与えています。

 

これまでの経験から少しだけ背伸びをさせるようなチャレンジを与えるのです。そしてその頑張りを結果だけではなく、プロセスも激励しています。

 

社長は社員から好かれることを求める必要はありませんが、このような人を育てることに長けた社長は常に人を引き付ける力を持っているのです。

 

さて、あなたは自社で社長として、人を育てるリーダーシップを発揮していますか。旧態依然の方法で留まっていては会社の持続的な未来はないのです。

 

今週の提言
 昔流、自分流へのこだわりが社員も会社もダメにする

 

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