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専門コラム 職場の人間関係がギスギス?横のつながりを強化してチーム力を高める3つの方法 社内コミュニケーション活性化

仕事の「自己流」がギスギス職場と組織の崩壊をもたらす

職場がギスギスしており、同僚間の人間関係が良くない。

 

必要な情報や価値観が適切に共有されておらず、「自分流」のやり方をする社員がいる。

 

同僚の間に「信頼関係」が欠落しており、ある一部の同僚に対して疑心暗鬼をもつ者もいる。

 

このようなチームワークが十分に活かされていない職場は実際に存在します。

 

 

ある企業では、高度な専門知識をもった従業員が働く部署において、ひとつひとつの仕事が「孤立化」されています。

 

「ひとりの専門家が与えられた業務を完了する」ことに関しては問題ないのですが、従業員同士の価値観や情報、実績があまり共有されていないのです。

 

ベテランが「自己流」でやってしまう弊害

 

そのため、社としての「対応マニュアル」に匹敵するものが存在するのですが、ベテランになればなるほど、「自分流」でやってしまうという状況が続いているとのこと。

 

結果として専門職の間で、たびたび自己流で対応してしまう同僚に対して、不信感が募っているのです。

 

もはや、対立構造に陥っているとも言え、なかなか根深い組織上の問題が横たわっているのです。

 

最近では、企業が上下関係のコミュニケーションの重要性を感じ、1on1を導入、実践するなどの試みが広がっています。

 

それ自体は評価すべきことなのですが、同僚同士、つまり横の関係はどうでしょうか。

 

チームで成果を出すために重要な同僚との関係づくり

同僚のやり方に異議を唱え、上司に相談しても十分な対応がされずに結果的に何も変わっていない。

 

会社の方針に則って正確に対応していることが、きちんと評価されていない。

 

そして、同僚間の中に不信感が根付いてしまっている。

 

このような職場は、少しずつ、そして確実に組織の崩壊が進んでしまうものです。

 

特に、チーム一丸となり対応をしなければならない業務や、これまでとは異なるニーズに即座に対応しなければならないなど組織の結束力と柔軟性が試される業務においては、横のつながりが希薄であることは致命的とも言えるのではないでしょうか。

 

横のつながりを強化する3つの具体策

ここでは、横のつながりを強化するために実践できる3つの具体策をご紹介します。

 

1. 「称賛の文化」を育てる:ポジティブなフィードバックを仕組みにする
ネガティブな指摘や意見交換ばかりが横行すると、関係性はますます冷え込みます。日々の業務の中で「〇〇さんの対応、助かりました」「〇〇さんの提案でスムーズに進みました」といった小さな称賛をチーム内で積極的に伝える文化を育てましょう。

 

2. 情報の「見える化」と共有会の定期開催
業務のやり方や成果が属人化していると、「自分流」と「他人流」がぶつかりやすくなります。誰がどんな方法で成果を出しているのか、どんな工夫をしているのかをオープンにする機会をつくりましょう。週1回の15分シェア会など、短時間でも構いません。「情報の透明性」が信頼関係の土台となります。

 

3. 「対話の場」としてのピア・ミーティングの導入
上司との1on1だけではなく、同僚同士が互いの考えや悩みをフラットに語れる場を設けることも効果的です。2〜3人の少人数で「最近の工夫」「困りごと」「学び」などを話し合うピア・ミーティングを週1回程度設けると、自然に相互理解が深まり心理的な壁が低くなります。

 

横の関係は、情報が流れにくいものです。ですが、社内のコミュニケーションを活性化し、柔軟な組織風土を作りたいならば、横の良好な関係構築が必要なのです。

 

御社は従業員同士のつながりが強化されていますか。良好な関係が構築されていますか。

 

今日の提言
 仕事の「自己流」がギスギス職場と組織の崩壊をもたらす


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