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専門コラム ギスギスした職場を変えるにはどうすべきか。まずはコレから。 組織風土・企業文化・社風

ギスギスした職場を変えるには「発する言葉」を変えることから

先日、知り合いの経営者の方と話す機会があり、その方の人材育成に対するただならぬ熱意に刺激を受けました。

 

大きな会社ではないのですが、だからこそ、少ない社員を大切に育てたいという気持ちが伝わってきました。

 

ですが、社員の方はというと、何か「遠慮している」、「控えめ」というオーラをまとったような方ばかり。

 

社長の熱意にタジタジとしり込みしているという印象なのです。

 

おそらくその理由は、社長が発する「言葉」にあるのです。

 

否定の言葉が伝わっている

 

社長はパワハラのような強い言動はありませんが、目標が高いあまり、どうしても現状を否定するという言動が多くなってしまうのですね。

 

そのため、「成長して欲しい」という熱意が「今ままではダメだ」という強い「否定」として社員に伝わってしまうのです。

 

社員にしてみれば、いわゆる「減点主義」の職場ということになるのです。

 

接客業なのですが、社員一人ひとりがとてもピリピリとしており笑顔もぎこちない方もいます。

 

おそらく、「間違えてはいけない」という気持ちが強く、お客様の役に立ちたい、満足してもらいたいという「お客様目線」が抜けてしまっているのでしょう。

 

仕事を楽しんでいるという様子もあまり見られません。

 

結果的に社長の「社員に成長してもらいたい」という願いが実現できていないという状況に陥っているのです。

 

組織を人に例えてみると・・・

 

例えば職場、人が集まっている「組織」を一人の人間として捉えてみましょう。

 

その人が日々、発している言葉がその人の性格や行動を影響していると感じませんか。

 

もちろんそれは個性なので、良い悪いのではないのですが、組織の場合は、成長や拡大という目標を掲げるのであれば、なおさら、普段行き交っている言葉に気をつける必要があるのです。

 

日々の「言葉」が組織の雰囲気や文化をして積み重なっていくからです。

 

特に社長からの言葉は、大きな影響力があります。

 

職場の雰囲気がギスギスしている
 社員の成長が実感できない
 と感じているならば、まずは、日々、職場でどんな言葉が行きかっているのかを検証してみ てください。

 

それが否定的なものばかりであれば、変える勇気を持ってください。

 

社員が伸び伸びと、笑顔と自信をもってお客様対応ができる職場は、否定ではなく前向きな言葉が行きかっているからです。

 

今日の提言
 ギスギスした職場を変えるには「発する言葉」を変えることから


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