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専門コラム 職場の一体感醸成で成長企業が決して手抜きをしない重要プロセス 組織風土・企業文化・社風

成長する会社の社長は、社員の「心」を動かし成功している第181話:職場の一体感醸成で成長企業が決して手抜きをしない重要プロセス

 

コロナ禍において、健康経営を目指すと大きく掲げてある中小企業で、ある異変が起きています。会社が立派なビジョンやミッションを掲げ、ポストコロナ時代に大きく飛躍を目指している中で、現場ではある意味「最悪な企業風土」に変化しつつあります。社長が目指している方向とはあまりにもかけ離れた「どんよりした」雰囲気が職場に根差しつつあるのです。

 

何がおこっているのでしょうか。

 

そのひとつの要因として考えられるのが、社長を含め経営陣が現場で起こっていることを正確に把握していないからです。つまりは、現場の生の声に耳を傾けることなく、新しいビジネスの方向性を打ち出しているため、多くの社員が会社への不信感を感じているのです。

 

「うちの会社の将来は大丈夫なのだろうか」

「新しいビジネスの方向性を打ち出されても、自分たちにどう影響があるのかまるで伝わってこない。」

「最近ではオンラインで仕事をすることも増え、以前に比べ必要な情報は入らず不安ばかりが募る」

 

社長が自ら、ポストコロナに向けて自社が向かうべき方向、新しい顧客の開拓など、熱く将来を掲げているのにも関わらずです。おそらくは、オンライン業務が増えたことで、社長自らの「熱」が直接伝わらなくなっていることの要因でしょう。まさに空回りしているという状態なのです。

 

社員に伝わらない・・・は中小企業では致命的
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中小企業において、「ヒト」というリソースは限られています。そのような中、社長の想いや会社の未来像が、肝心の社員に伝わっていないというのは致命的です。

 

一度、社内に芽生えた不安は、よほどのことがないと消えることはありません。不安が不安を生み、職場に蔓延し、憶測を生み、その結果、残るのは会社への不信感とやる気を失った社員なのです。

意図をもってひとり一人との対話を
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当社のコンサルティングでは、以前より、社員ひとり一人との「対話」の重要性を訴えています。会社の方向性が変わる時などは、普段にも増して「対話」が重要なのです。

 

これは中小企業だからこそ可能なことでもあります。この機会にひとり一人の社員とじっくりと「対話」としてみてください。対話は、一方的な価値観の押し付けや評価の場であってはいけません。

 

また、世間話をするようなダラダラとした交流の場にしてもいけません。信頼関係を構築することを第一に、今後の会社の未来像について自らの言葉で伝えてください。この時期、オンラインでもかまいません。

 

チーム内のアドバイザーを活用する
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その後、各職場で、チームで、疑問点や問題点を語りあう機会を設けることも必要でしょう。その際、活躍してもらうのがチーム内のアドバイザーです。対話の中で、社員が十分に理解できなかったことをサポートする役割をするのです。

 

そして、チームとして今後何をすべきなのか、チームメンバーとして社員ひとり一人が何をすべきなのかをしっかりディスカッションすることで、腹落ちしてもらうためにリーダーシップを発揮してもらうのです。

 

このような社内のコミュニケーションをじっくり時間と手間をかけて行わなければ、新規商品やサービスの立ち上げはうまく行かないでしょう。ヒトにしてもらい、動いてもらうためには、彼らの「心」を動かさなければならないのです。

 

御社では、社員の「心」を掴み、動かす努力をしていますか。必要なコミュニケーションを行っていますか。

 

今週の提言
 成長する会社の社長は、社員の「心」を動かし成功している

 

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