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専門コラム 社員の一体感を醸成する社内制度づくりの重要ポイント3つ 組織風土・企業文化・社風

今こそ、承認、尊重、称賛、感謝の関係づくりを継続させる制度設計を。

186話: 社員の一体感を醸成する社内制度づくりの重要ポイント3

今年は特にテレワークの導入が進んだことにより、メンタルダウンやハラスメントの問題が見えなくなっている点から、社員のメンタルヘルス向上やハラスメント予防に関するお問い合わせやご相談も多々ありました。

 

ですが、すでにポストコロナを見据えている企業では、その一歩先を考えています。この時期だからこそ、社員が一致妥結して課題を乗り切るために、協力しあえる組織風土づくりに力を入れたいという声が届いています。

 

今こそ、一致団結するための社内制度づくり

組織風土づくりの中でよく行われるのが、「社内制度」づくりです。弊社は、人事評価制度づくりなどは扱っていません。社員が会社を信頼し、イキイキと熱意を持って仕事に没頭するような職場風土、カルチャーの制度づくりのご支援をしています。

 

例えば、現在のような新型コロナウィルス感染が再拡大しているような状況で、どのように業務を遂行し、誰に何をどのタイミングで相談し進めていくのかというのは、コロナ前とだいぶ変わっているという企業も増えています。

 

実際に上司の顔を見て相談できない状況になったとか、生産性を上げるために業務の見直しを行った結果、自分の裁量で決めることが出来るようになった反面プレッシャーを感じているなど、不安や孤独などストレスフルな状況に追い込まれているというわけです。

 

そこで、改めて仲間を承認、尊重、称賛、感謝する関係構築のために、オンラインでも活用できる「コミュニケーション」や「相談」の仕組みや制度を考え、手探りで導入する企業も少しずつではありますが増えてきているのです。

 

課題は「継続していくこと」

この社内の仕組みや制度ですが、最も多いご相談は、「継続するのが難しい」ということなのです。以前、コンサルティングで関わったある企業でも、もともと社風が自由闊達で、社員間のコミュニケーションは多いという自負がありました。ところが、詳細をうかがっていくと、自由に活発にコミュニケーションを行っているのは、一部の仲間に限定されていることがわかってきました。

 

つまり、業務上、強い接点がある一部の仲間、気心の知れた仲間との間では、意見交換や承認、称賛はされているが、接点の少ない業務に関わっている部署の人間とはあまり関わりが少ない、そもそも関心がないという状況であったということがわかってきたのです。

 

そこで、アクティブメンタル組織づくりの一環として、「自由闊達な文化を活かして、承認、尊重、称賛、感謝し合う関係作り」を始めました。

 

その際、「継続していくため」に行ったことは次の3つ。

 

部門横断的に行うこと

まず、社長直轄や、人事や総務などの管轄部門主導だけではない全部門横断的に行うということです。これにより、一部の部門や社員だけが盛り上がっているとか、会社が決めたことをやらされているという印象を払拭できるのです。

 

当社では、制度づくりを社内横断プロジェクトとして実行することをお勧めしています。

 

わかりやすい、誰でも参加しやすい制度

次に、制度をシンプルにしたということです。企画当初から複雑にしてしまうと、結局は「面倒くさい」ということになり、限られた社員の中でしか共有することが出来なくなってしまいます。

 

振り返りを行うこと

最後は、しっかりと振り返りを行うということです。これは、制度が上手く機能しているかという振り返りだけではありません。この社内制度により積極的に参加し、貢献した仲間をクローズアップさせることでもあります。

 

そのために社内表彰を行うなど、結果の「見える化」をしっかり行うということです。

 

さて、御社ではポストコロナを見据えて、社員が一致団結する制度に興味はありませんか。それを継続して実行している施策を知りたいと思いませんか。

 

今週の提言
 今こそ、承認、尊重、称賛、感謝の関係づくりを継続させる制度設計を。

 


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