今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 ポストコロナで成長するために欠かせない企業理念と組織風土 組織風土・企業文化・社風

自社のミッション・ビジョン・企業理念の活用で活気ある組織風土醸成を

第178話: ポストコロナで成長するために欠かせない企業理念と組織風土

 

当社には日頃より、社員が辞めずに活躍する会社づくりを目指す中小企業のオーナー社長より、「今いる社員が日々、仕事を通じて成長し主体性を発揮する」人材育成や「今いる社員同士が、協力、団結してチーム力を発揮する」組織風土づくりに関する様々なご相談をお受けしております。

 

1年前には考えもしなかった「現実」を体験している私たち。過去の延長線上で会社の未来像を描いていた経営者が、ポストコロナを見据えて今、何をすべきなのでしょうか。

 

中小企業の経営者は、今、このコロナ渦において、あらためて、自社の未来像を描く必要性をひしひしと感じているに違いありません。その未来像は、コロナを経験する前と後では大きく異なるという企業もあることでしょう。この経験が将来のいわゆる「糧」になるかどうかも、今、どう未来を予測し、準備するかにかかっているといっても過言ではありません。

 

そして、会社が描く未来に対して、社員には、協力して団結し、チーム力を発揮し、成果を出してもらわなければならないのです。ところが、これまで経験したことのないコロナ渦において、社員自身も戸惑い、会社の将来に不安や焦りを感じているのです。

そのような時期だからこそ、今一度、自社のミッション・ビジョン・企業理念
に立ち戻り、あらためてポストコロナの自社の未来について社内で共有する必要があるのです。

 

ところが、このミッション・ビジョン・企業理念は、多くの企業では、当時、相当な時間と労力をかけて真剣な議論が交わされ、ようやく作成された「ひとつの形」であるにも関わらず、その後は作りっぱなしになっており、自社内で共有され、「生き続けているか」というと、そうでもないというのが現実です。

 

このコラムでは、あらためて自社の未来像を社内で共有し、ポストコロナを生き抜くために、協力、団結して成果を出す組織風土醸成を目指して、何をすべきかについてお伝えしてまいります。

 

繰り返しメッセージを発信する
   チーム内でディスカッションする
    個々人の行動に落とし込む

 

繰り返しメッセージを発信する
 

まず、言うまでもありませんが、ミッション・ビジョン・企業理念は、繰り返し継続して社内で啓発するということです。啓発というと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば、経営層からメッセージを発信するとうことです。

 

例えば朝礼、全社会議で社長自ら、自社のミッション・ビジョン・企業理念の意味、そして意義を伝えること。例えば、ポスターやPOPを使って社内に常に掲示をすること。事あるごとに、折に触れて、目に入る、耳に入るという状況や機会を作り、メッセージとして発信することが必要です。

 

チーム内でディスカッションする

お勧めするのが、チーム内でディスカッションすることです。チームで一人、「メッセンジャー」を任命します。多くは部課長など職位が上のものに担当させます。彼らがリーダーとなり、チーム内の会議の中で、日々の行動や言動が企業理念に適っているのかどうかを議論します。

 

ミッション・ビジョン・企業理念を知っていたとしても、普段の自分たちの業務にどう関係しているのか、その意義を多くの若手社員が知らないからです。
何か判断を求められた時、どう判断して行動すべきか、その基準となるのが、自社のミッション・ビジョン・企業理念でもあるからです。

 

個々人の行動に落とし込む
 

また、ミッション・ビジョン・企業理念を理解していたとしても、個々人の評価や目標とリンクさせていなければ、社員は日々の自分の業務とは関係ない、関連しないと考えがちです。

 

ひとり一人の社員に、効果的に認知させるためには、日々の、そして個々人の行動レベルに落とし込む必要があるのです。より浸透させるために、どれだけ、自社のミッション・ビジョン・企業理念に則り、日々の業務を遂行し目標を達成したのか、社内で表彰式を実施するのもお勧めです。

 

コロナ渦での混乱、オンライン業務によるコミュニケーションの減少、チームとしての力を発揮するのが難しい今だからこそ、あらためて、自社のミッション・ビジョン・企業理念を共有し、成果を出す組織風土が重要なのです。

 

今週の提言
   自社のミッション・ビジョン・企業理念の活用で活気ある組織風土醸成を

 

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