今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 成長する企業は組織に蔓延する「感情」を見逃さない 組織風土・企業文化・社風

成長する企業の社長は、組織の感情を大切にし、組織を育てている

132話: 成長する企業は組織に蔓延する「感情」を見逃さない

イキイキ働く社員が育つ人材育成、働きがいのある職場環境や活気ある組織風土づくりを専門に行っている当社には、社長自ら人材育成や組織風土改革に熱心な企業の社長さんから様々な相談をお受けしております。

 

さて、弊社のセミナーでもお伝えしているのですが、「人」は感情で動くのです。たとえ、強いリーダーシップを発揮するリーダーがいたとしても、人を動かす時に必要なのは、「感情を動かす」ということなのです。

 

その「人」が集まった「チーム」は、言わずもがな感情的であるとも言えます。そして、チームの中に根付く感情は、ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、あっという間に共有されてしまうのです。

 

簡単に言えば、たった一人の気分にチーム全体がつられてしまうことがあるということです。例えば、チームの中のある一人が、リーダーに対して一度不信感を抱くと、それがチーム内に蔓延してしまう怖さがあるということです。

 

しかも、一度、チームに蔓延した感情を、たった一人で覆すのは難しいのです。いわゆる集団心理というものが働くからです。

 

実は社長はこのことを理解しておく必要があります。自身がリーダーシップを発揮する時に限らず、社内の組織内で、それぞれの部署がどんな「感情」を共有しているのかを把握しているでしょうか。

 

組織の負の感情は危険信号
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把握していたとしても、社長によっては、認知のバイアスがあり、正しい判断が出来ないこともあります。例えば、ある部署でメンタル不調者が続出しているのにも関わらず、その部署のリーダーである部長に対して、指導ができないのです。その理由は、創業時から一緒に頑張ってきてくれた人間だから。個人としては大変優秀で、信頼できる人間だからというものです。

 

ですが、このことを放っておくと、組織崩壊のきっかけになる可能性があります。組織に負の感情が蔓延している時は、多くの場合、なんらかの「症状」が出てきます。社長は、そのことを正しく理解し、正しい判断をしなければなりません。

 

平等という名のもとの不平等に気づいているか
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とはいえ、リーダーは、チームメンバーに阿る必要はありません。実はこれもまた、負の感情を育ててしまうからです。

 

これは実際にご相談を受けたことがあるのですが、あるチームリーダーが、チームメンバー間で実力の差が様々であるのにも関わらず、同じように扱ってしまう。出来ないチームメンバーを叱れない。そのため、何か問題がおこると、原因をつくったメンバーだけにフィードバックすることを避け、メンバーに「一般論」として伝えてしまう。

 

例えば、顧客からクレームが来た場合。原因となったメンバーだけフィードバックするのではなく、「今回、クレームがあった。今度から対応を以下のように変えて欲しい。」と一般論にして伝えていたのです。

 

つまり、メンバーから嫌われることを恐れているリーダーだったのです。リーダー自身は、「自分はメンバーを平等に扱っている」と主張されていましたが、出来ているメンバーに対しても、同じような注意を与えてしまうことになり、結果、不平等であることに気が付いていなかったのです。

 

これでは優秀なメンバーは正当な評価をされていないと考え、定着しません。ですが、このチームリーダーは、社長からは「出来るリーダー」と勘違いされている場合もあるのです。

 

組織の感情を知ることは可能です。必ず症状が出てくるからです。
さて、あなたは社長として組織に蔓延する「感情」に気づけていますか。
それをもとに、正しい判断、行動をして、組織を育てていますか。

 

まとめ
   成長する企業の社長は、組織の感情を大切にし、組織を育てている

 

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