• お気軽にお問い合わせくださいTEL : 03-5860-4148
  • 営業時間:平日9:00〜18:00

専門コラム ポストコロナを生き延びる中小企業が持つべき「人材戦略」 人材育成・社員育成

今こそ「人」への積極投資を

189話:ポストコロナを生き延びる中小企業が持つべき「人材戦略」

 

産業構造やビジネスモデルが変化するスピードは、コロナ禍にある今、ますます加速しています。中小企業も生き残りをかけて、「新しいサービスや商品など新規事業プランの構築」や、新たな「マニュアルや仕組みづくり」など手を打っています。

 

ですが、サービスや商品を扱うのは「人」です。いくら良い商品やサービスを持っていても「人」が育っていなければ、売れるものも売れない、あるいは、一過性のブームだけで終わってしまうことさえあります。

 

また、この度のコロナ禍を経験し、仕組みやマニュアル作りだけでは、臨機応変に対応できないことに気づいた経営者は多いのではないでしょうか。自ら考え、判断し、行動できる「人」が必要なのです。

 

中小企業が競争に打ち勝ち、今後、成長し続けるために、経営者が気を配るべきことの1つは「人材」です。今こそ、経営戦略の1つとして、「人材戦略」を持つ必要があります。

 

人材戦略は育成と定着の両輪で
 

「人材戦略」で考えるべきは「育成」だけではなりません。「定着」も必要です。特に、日本においては、「少子高齢化」や「人口減少」の影響が大きい一方で、
「人生100年時代」を迎え、個々人が働く期間はますます長くなります。

 

とはいえ、仕事を通じて得たスキルや知識がすでに賞味期限切れであるにも関わらず、そのことに胡坐をかき、全く成長しない態度の社員に定着してもらっても困るというのが企業の本音です。ですが、そのような社員をいわば「産みだしている」のも企業側に原因があるのです。

 

たとえば、テレワークの導入が進みつつある今、ほとんど働いていないという実態が露呈してしまったという一部のシニア世代がいます。また、緊急事態、非常事態であるにも関わらず、過去のやり方、自分のやり方へのこだわりだけが強くチームワークを乱してしまうというシニア層もいます。

 

今後、シニアに活躍してもらうためには、社内スキルや専門スキルよりも、「マインドのアップデート」や「コミュニケーション力」、「チームワーク力」が求められるでしょう。

 

若手に必要なのは「自ら考え実行し続ける力」

一方で、若く優秀な人材に定着してもらうためには、仕事のやりがいを感じてもらうことや、チームワークが十分に発揮されているなど職場環境が良いことが必要です。

 

そのためには、仕事を通じて「成長できる」と感じてもらうためのキャリアを準備することや、新しいチャレンジに対して「自ら考え、実行し続ける力」を育む周囲からのサポートが必要なのです。

 

それらを解決するために、ますます「対話」が求められるのです。「対話」というのは、当社が導入を推進している1on1ミーティングなどです。「対話」は、日々の業務に関する報連相を行う場ではありません。

 

これからの「キャリア」について考える場であり、時代の流れや変化に対応するために必要な「マインド」を醸成する場であり、そして今、自分に求められている能力を再確認する場なのです。この場合の能力とは、仕事上必要な知識やスキルだけではありません。他者と良い関係を構築する力、自らを振り返る力など、組織で働くために必須である「基本的な力」のことです。

 

戦略づくりから始める

もし、今後、貴社が1on1ミーティングを導入しようと考えているのであれば、まずは「人材戦略」を考えてください。そして、自社が必要とする「人材像」も明確にしてください。シニアの活用について、若手の定着について社内で議論をつくしてください。

 

そのためのツールとして、1on1ミーティングで何をすべきか、どうあるべきかを決め導入しなければ、上手く行くはずがありません。他社もやっているから、はやりだからと安易に手を出すと痛い目にあいます。ましてや、貴社が本当に必要としている「人材」が育ち、定着することもないでしょう。

 

真に自社に必要な人材戦略の実践のために、必要なことを厳選し、それを正しい手順で導入することをお勧めします。

 

今週の提言
    今こそ「人」への積極投資を


メルマガ登録(無料)