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専門コラム ギスギスした職場を変える「感情の取り扱い力」3つの視点 組織風土・企業文化・社風

「感情の取り扱い方」を知ろう

ギスギスした職場に共通する「見えない課題」があるのを知っていますか。

 

「最近、職場がどこかピリピリしていて、若手が疲れているように見える」
  「成果にも影響してきているが、何をどう改善すればいいのかわからない」

 

これは、ある大手企業グループの責任者の方から受けたご相談です。

 

コミュニケーション研修も、リーダー研修も行ったのに、効果が続かない――。

 

このようなご相談は、実は中小企業でも非常に多く聞かれます。

 

話を伺ってすぐに感じたのは、「感情の取り扱い力」が職場全体で弱まっているということでした。

 

「感情の取り扱い力」とは何か?

 

「感情の取り扱い力」とは、自分や他人の気持ちを理解し、適切に整えて関わる力のことです。

 

「心を支配する」ようなことではなく、むしろ「感情とうまく付き合う力」と言えます。

 

組織の中では、次の3つのレベルでこの力を発揮することが大切です。

 

① リーダーが発揮する「感情の取り扱い力」

 

職場の空気は、リーダーの発する言葉と態度で決まります。

 

社員のモチベーションを上げたいなら、
・会社のミッションや意義を「情熱を込めて」伝えること
・頑張っている点を「具体的に」認め、ポジティブな言葉で伝えること
・評価の場では「期待を込めて」改善点を伝えること

 

これらが基本です。

 

ギスギスした職場では、無意識に「荒い言葉」や「否定的な表現」が増えていま
す。

 

リーダーがまず「言葉のトーン」を整えるだけでも、職場全体の空気は変わり始
めます。

 

② 社員一人ひとりの「感情の取り扱い力」

 

次に大切なのは、社員自身が自分の感情を整えられることです。

 

仕事の中で感じる「不満」「怒り」「焦り」などの感情をそのままにしておくと、知らないうちにストレスが溜まり、やる気や集中力を奪っていきます。

 

とはいえ、すべてを会社任せにするのも違います。

 

社員が自分で気持ちを切り替えるスキル、つまり「セルフケア」を身につけることが欠かせません。

 

会社としてできることは、こうした感情ケアの知識を伝えること。

 

本や動画、ワークショップなどを活用し、「自分の気持ちを自分で整える」文化を根づかせることが第一歩です。

 

③ 社員同士の「感情の取り扱い力」

 

そして3つ目は、社員同士の感情のやりとり。

 

どれほど能力が高くても、信頼関係がなければチームは機能しません。

 

チームに必要なのは、心理的安全性を育む「横の関係」です。

 

たとえば、
    • 困っている仲間に声をかける
    • 感謝や称賛を日常的に伝える
    • チームでゴールを共有し、助け合う

 

こうした関係性が「自分はここにいていい」という安心感を生み、成果を支える土台になります。

 

アクティブメンタルな職場を目指して

 

私たちはこの「感情の取り扱い力」を土台に、社員が辞めずに成果を出せるアクティブメンタルな組織づくりを提唱しています。

 

成果を出す組織には、共通点があります。

 

それは、会社全体が「感情」をうまく扱えているということ。

 

まずは、日常の言葉づかいを変えることです。ぜひここから始めてください。

 

たとえば、
 「なんでできないんだ」→「どうすればできそう?」
 「ミスするなよ」→「次はこう工夫してみよう」

 

たった一言の言い換えでも、職場に流れる感情のトーンが変わり始めまるのです。

 

  今日の提言
「感情の取り扱い方」を知ろう

 


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