今週の専門コラム 「アクティブメンタル®流 伸びる会社の社員と組織の育て方」 非日常において、社員のストレス対処を仕組み化する重要性 組織風土・企業文化・社風

組織に蔓延する見えないストレスを放置していないか、軽視していないか

153話: 非日常において、社員のストレス対処を仕組み化する重要性

 

当社は、中小企業が生き残り、持続的に成長し続けるための社員がイキイキ働き団結して業績が伸びる組織をアクティブメンタル組織と名付けています。

 

前回のコラムで、アクティブメンタル組織づくりには2つの仕組み導入が欠かせないというお話をしました。その2つとは、

 

1.「今いる社員が日々、仕事を通じて成長する」人材育成の仕組み
 2.「今いる社員が、仕事にやりがいを感じ定着する」組織風土づくりの仕組みです。

 

実は、今、アクティブメンタル組織づくりのコンサルティング内容をアップデートしている最中なのですが、その中で、もう1つ、どうしても欠かせない仕組みがあるという結論に至り、より企業のニーズにお応えできる内容として再度、体系化してご提供する予定で準備を進めています。

 

その1つというのは、
「今いる社員が、ストレスと上手くつきあいイキイキと働く」ストレスに強い心づくりの仕組みです。

 

今回のコロナショックで、働き方が見直されている今、この仕組みの重要性を再認識したということです。

 

外出制限の要請や、日に日に増加する感染者数の情報を毎日洪水のように浴びることになっている今、社会全体に「不満」「不安」「怒り」「恐怖」などのストレスが蔓延しているとは思いませんか。

 

もちろん、感染症に対しては、正しい知識を取得し、正しく行動し、正しく恐れることは重要です。

 

ですが、これらの負の感情、負のエネルギーを心に溜めていては、冷静さを欠いて正しく行動が出来なかったり、またテレワークなどの措置が適切にとられていたとしても、100%のパフォーマンスを発揮することは難しいとも言えます。

 

「不満」「不安」「怒り」「恐怖」などの感情を抱くこと自体は問題ありません。人間が自然に感じる感情だからです。それを適切に出すことを控えてしまうと、逆に心の中に負のエネルギーが溜まってしまい、ある時爆発してしまうということになりかねないのです。

 

実際、海外では、在宅になってからDV(ドメスティック バイオレンス)つまり、家庭内暴力の報告が増加しているという報道もあります。

 

では、どうしたらよいのか。

 

ストレスに対処するには、REST(休息)、 RELAXATION(リラクセーション)、RECREATION(レクリエーション)の3つのRと言われています。

 

まず、REST(休息)ですが、普段にも増して、自分の体と心に負荷がかかっているということを認識することです。食事、睡眠、休養などをこれまで以上にしっかりと取るということです。

 

RELAXATION(リラクセーション)については、簡単に体を動かす、アロマを楽しむなどは、自宅でも可能だと思います。信頼できる仲間(ピア)に、辛さや不安などを聞いてもらうことも非常に大切です。

 

RECREATION(レクリエーション)は、在宅では難しいかもしれません。気持ちが明るくなるDVDを観る、好きな音楽を聴くなどはどうでしょうか。

 

以上は、個々人がストレスに対処するための考え方ですが、アクティブメンタル組織では、これらを「仕組み」にします。

 

仕組みにする方法は、会社により様々ありますが、業務時間中、「一定の時間をとってストレス対処を一斉に行う」「ストレスにより心が辛くなった時には、仕事以外のことで相談できる仲間をつくっておく。できればピアやメンターなどの制度として作っておく。」「部下との1on1ミーティングにおいて、必ず、相手の心身の健康状態について質問し、状況を把握する習慣を作る」などがすぐに考えられます。何も、産業医と面談をさせることだけではないのです。

 

この仕組みの重要性に気づき、導入するのは実はあまり難しいことではありません。ですが、「重要だと認識しているのか、していないのか」が最も重要なのです。そのためには、経営者が自ら、社員の「心のマネジメント」がどれだけ重要なのか、危機感を持って対処しなければならないか、に気がついているかどうかにかかっているのです。

 

今すぐ、御社内に「今いる社員が、ストレスと上手くつきあいイキイキと働く」ストレスに強い心づくりの仕組みを構築してください。

 

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