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専門コラム 組織がバラバラ!一体感のない会社が成長しない理由 組織風土・企業文化・社風

「チームの一体感がない」なら、同僚から「承認」、「尊重」、「称賛」「感謝」され得る仕組みを作る

事業拡大で会社組織がしだいに大きくなってくるとよくありがちなのが、「役割分担がはっきりしたのは良いけれど、となりの部署が何をやっているのかわからない。」という現象です。

 

チームとしての一体感にも欠け、働く人の意識もバラツキが出てきてしまいます。

 

「会社組織として一丸となる」という意識が薄れ、「共有する」という文化がしだいに失われていくのです。

 

コロナ禍で在宅勤務に慣れたせいもあるのか、1人で仕事に熱中するという働き方があっている社員からは、「個人が仕事に熱中して、きっちりと成果を出しているのだから問題ないだろう。」という反発もあります。

 

特に、職場で感じるストレスの多くが人間関係に起因していることもあり、「苦手な上司や同僚」などが近くにいた人ほど、人間関係が希薄になることで仕事がしやすくなるという状況もすでに起こっています。

 

一方で、これまで、仲間と共に情報交換や情報共有をしながら、円滑に仕事を進めてきた社員にとっては、この希薄な関係性は耐え難く、逆にストレスを感じることになり、メンタルヘルス不調を引き起こしてしまう場合もあります。

 

   会社組織として、普段、どのような文化を持ち、どの程度の人間関係を基本にしていくのか、今だからこそ問われているような気がします。

 

結局は、社員が「心理的安全性」を感じながら仕事に熱中できているのか、否かが問われているのではないでしょうか。

 

自分以外のまわりに興味が薄くなり、まわりの部署がどんな仕事をしているのかわからない・・・

 

このように、コミュニケーションが少ない職場では一体感と共に、「信頼関係」も崩れていくことが多いものです。

 

そのため、社内で「営業」と「生産」など部署が違うだけで、情報や目標の共有が出来ずに対立関係となり、仕事の生産性や満足度に大きな影響が出てしまうこともあります。

 

最も重要なのは、「自社で働くことに誇りや喜びを感じている」ということでしょう。

 

それには、業務内容や成果だけではなく、一緒に働く仲間とゴールを共有し、日ごろから仲間との一体感、つながりを感じているという意識が必要になります。

 

能力がある社員が、自分さえ成果を出せば良いという態度で仕事を自分一人で抱え込み「個業化」しても、その力は「1人分」でしかありません。チームとしての力は、「1人分」の力が掛け合わされ10にも100にもなる可能性があります。

 

そのことを、個々の社員にしっかりと理解させ、共に働く仲間との間に、良好な「心理的」関係を育む必要があるのです。

 

仲間に対する信頼感や安心感を生み出すためには、日ごろから良好な「横の関係」の構築が不可欠です。

 

具体的には、チームとして共通のゴールを共有し、仲間から「承認」、「尊重」、「称賛」「感謝」され得る関係を作るということです。

 

アクティブメンタル®組織づくりコンサルティングでは、仲間との「横の関係」において
良好な人間関係を構築する仕組みを考え、実践できるよう指導しています。

 

在宅勤務の定着が加速していくであろう今後は、「どこで働くか」ではなく、「誰と働くか」がますます重要な価値観になります。

 

会社が成長するカギ、そして優秀な社員が定着するカギは、信頼できる仲間と共に働くことなのです。

 

今日の提言
「チームの一体感がない」なら、同僚から「承認」、「尊重」、「称賛」「感謝」され得る仕組みを作る


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