専門コラム 社員の働きがいが業績を変える!中小企業が見直すべき視点

「社員が働きやすい職場は業績に関係あるんですか?正直、コストがかかるだけで、目に見える成果にはつながらないと思うんですよね」
そのように語る中小企業の社長に、これまで何度も出会ってきました。
「職場環境の改善は後回し」と感じる気持ち、よくわかります。ですが、実は社員の働きがいは、会社の業績に大きく影響する要素です。
本記事では、社員の「働きがい」と業績との関係、そして社長として今すぐできる改善ポイントをお伝えします。
「働きやすさ」と「働きがい」は別物
最近では、テレワーク制度の導入や残業削減など、「働きやすさ」を重視する企業が増えてきました。
社員が子育てや介護と両立しながら、無理なく働ける環境を整えることは、とても大切な取り組みです。
しかし、「働きやすい職場」が必ずしも「働きがいのある職場」であるとは限りません。
いくら制度や仕組みが整っていても、「この仕事に意味を感じない」「やらされ感が強い」といった状態では、社員は意欲的に働くことができないのです。
働きがいを生み出す「3Cの心の状態」
では、社員が「働きがい」を感じるためには、何が必要なのでしょうか?
当社では、社員の心の状態を次の「3C」に整えることが鍵だと考えています。
・Control(気持ちのコントロール)
仕事のプレッシャーや人間関係のストレスに直面しても、自分の気持ちを整理し前向きに 切り替えられる状態。
・Confident(自信・自己効力感)
自分の仕事に対して「できる」「任せてもらえる」と思える感覚。
・Commitment(責任ある関わり)
自分の仕事に対して責任を持ち、積極的に関わろうとする姿勢。
この3つがそろうことで、社員は「やらされる」のではなく「やりたい」という気持ちで仕事に取り組めるようになります。
心が整えば行動も変わる!社員の4つの変化
3Cの状態が整った社員には、さらに以下のような行動の変化が見られます。
Positive(前向き):ミスやトラブルにもくじけず、前向きな姿勢を保つ
Powerful(活力がある):自ら動き、エネルギッシュに行動する
Potential(可能性がある):新しいことに挑戦する意欲が生まれる
Proactive(積極的):受け身でなく、自分から改善提案などを行う
このように、内面の充実が行動の質を変え、最終的に業績にもつながるのです。
社員のやりがいが業績を左右する
最初に出てきた「職場環境改善は業績と関係ない」という考え方は、極めて短期的な視点だと思いませんか。
たとえ良い商品・サービスを持っていたとしても、それを届ける社員が「やらされ仕事」になっていたら、顧客満足にはつながりません。
逆に、社員がやりがいを持って仕事に取り組んでいれば、お客様への対応も自然と丁寧になり、信頼関係が生まれ、売上やリピート率の向上にもつながります。
つまり、社員の働きがい=業績の土台なのです。
「職場環境はコスト」ではなく「投資」である
「職場改善はコスト」という見方から、「社員の可能性を引き出す投資」へと考え方を転換してみてください。
中小企業だからこそ、一人ひとりの社員のパフォーマンスが会社全体に与える影響は大きいものです。
「社員にやりがいを持って働いてもらう」ことは、リーダーとしての責任であり、企業の未来をつくる重要な一手です。
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今日の提言
働きがいが業績を動かす

