今週の専門コラム 「アクティブメンタル®体制でつくる収益と笑顔」 第36話:「社員が居心地の悪い組織」を目指すべき理由

目まぐるしい環境変化、競争激化の今、会社が生き残り持続的に成長し続けるには、社会や顧客が求める独自の価値を提供し、高く評価される必要があります。

当社では、その成功のカギは、一人ひとりの社員が心身共に健康で、イキイキと仕事に熱中し、自身の能力を最大限に発揮する職場づくりと考えており、「働きがいのある職場づくり」のご支援を行っています。そして目指すのが、「アクティブメンタル®」な組織です。

アクティブメンタル®な組織では、社員は「自分には出来る」という健全な自己効力感と、物ごとを積極的に前向きに捉え行動していく高いモチベーションを持っています。

そして社員の思考と行動を支えるのが、上司や同僚からのサポートなど、健全な職場の人間関係なのです。

このような職場では、自社で働くことに自尊心と喜びを感じる社員が溢れています。一人ひとりが会社の経営理念やビジョンに深く共感し、自発的に行動します。また、チームとしても連携し、変化や逆境にこそ底力を存分に発揮するのです。

「アクティブメンタル®」な状態の社員と組織についてお伝えすると、多くの経営者から、「それは、社員が仲良く支え合い、励まし合い、成長を支える良い職場ですよね。社員にとっては、とても居心地が良いのではないでしょうか。」という質問をお受けします。

一部は正解ですが、誤解されているところもあります。社員がみな仲が良く、家族や友達のような関係というわけでもありません。「アクティブメンタル®」な組織というのは、決してぬるま湯につかったような、社員がみな、ナアナアで仕事をしているような職場ではないからです。

では、どのような組織なのか。

===========================
 常に変化を求められる職場は決して居心地が良いとは言えない
 ============================

それは社員が居心地の悪い職場なのです。なんとなく居心地の良い職場では、社員が変化を嫌います。今のままで十分と思っているため、新しいことに挑戦する意欲もありません。また、コンプライアンス違反なども見過ごしてしまうという危険もはらんでいます。

居心地の悪い職場というのは、働きにくい職場ということではありません。冒頭でも言いましたが、競争優位に立つためには、会社は様々な変化の荒波を乗り越えなければなりません。

業界の変化のうねり、働き方の変化や働く仲間の変化など、様々な職場環境の変化に柔軟にしかも前向きに取り組む職場というのは、決してぬるま湯のような居心地よい職場ではありません。

常に変化を求め、社員一人一人も意識改革や行動改革を求められるからです。ですが、この居心地の悪さをそのまま放っておくのではなく、組織全体で乗り越えようとします。

チームとして組織として一丸となって変化に順応できるよう、柔軟に前向きに取り組む。その変化に適応し、競争優位性に立てるのが、「アクティブメンタル®」な組織なのです。

居心地の悪さを回避せず、真正面から向き合う。そして社員一人ひとりが成長し、会社として繁栄する組織づくりを目指しませんか。

今週の提言
 社員が居心地が良いだけの会社は、成長も繁栄もない